サルデーニャ島はワインと美食と長寿の島として有名で、旅行中、何を食べても美味しかったのですが、ふり返ってみるとあまり特別なものを食べたわけではなく、口にしたのはだいたい知っている食材を使ったお料理でした。
たとえば、海の水が感動的にきれいだったCapo Testaのレストランでは、

(前にもアップしたけど)カラスミ入りの魚介パスタが美味しかった。

どこにでもありそうな(しかもスーパーマンのイラストつき)レモンソーダまでびっくりするくらい美味しかったのは、それをいただく環境のせい?空気の匂いがちがうから?
(こちらも前にご紹介したけど)船の上で食べた小エビ入りのペンネ・アラビアータとか、
朝のお散歩のあとに立ち寄ったカフェの、べつに珍しくない(そして上のペンネほどじゃないけど、見た目にもそれほどこだわっていない)生ハムとモッツアレラチーズのパニーニとか。
サンタ・テレーザ・ガッルーラの街の中心部にあるレストランの、
魚介たっぷりのスパゲッティ・ペスカトーレとか、

パンチェッタ入りカルボナーラとか。

あるいは街はずれのちょっと高級な、ディナーのみの営業の(お店の名前が入った車を見かけたけど、デリバリーをしている様子もない)レストランの、
ウニのパスタとか、
レモンをたっぷりかけていただく魚介のフライとか。
車で少し東のほうへ行ったところにあるパラウという小さな街では、

「フレグラ」という名前の小さな(クスクスよりちょっと大きい)パスタを、これまた魚介たっぷりのソースでいただきました。

「カンノナウ」というサルデーニャ産のワインは、旅の初めのほうに買って、ひとりで(相方は飲まないので)少しずつ飲みました。
スーパーで買い込んだ牛肉と野菜でおうちディナー。自分たちで作ったのに(というかただ焼いただけ)これもなんだか美味しかった。

ビーチで飲む、サルデーニャのビール。ビーチにアルコールが持ち込めるのは、ハワイ(その他北米)との大きな違いです。
ずっと海のそばにいたからか、魚介ばかり食べていましたが、本当は、内陸部のほうでは羊の肉が名産だそうです。あと、羊のミルクを使ったペコリーノチーズ。これはスーパーで大きな(でもそれがいちばん小さいサイズだと言われた)かたまりを買って、毎日の食卓に出しました。濃厚だけど食べやすい、日本人の口にあうチーズです。
それから、忘れてはいけないジェラート。
ジェラートはイタリアのどこの街でも美味しいと思うけど、ぜったいにはずしませんね。こんな適当なプラスチックの容器に入っているのに、中身は本物です。