「イタリアの最も美しい村」カステルサルド

サンタ・テレーザ・ガッルーラの街から69キロ西へ行ったところに、カステルサルドという小さな村があります。「イタリアの最も美しい村」に選ばれている、ということ以外にあまり情報がないまま、車で行ってみることにしました。

何でもネットで情報収集できる時代ですが、サルデーニャ島の情報はなぜか集めにくく、普段はお世話にならないガイドブックlonely planet(英語だし文字ばかりだし、ターゲットが低予算の旅人限定のためコメントが偏っているのであまり利用しないのですが)を仕方なく買って読んでいたところ、目に留まったのがこのカステルサルドでした。

何もない荒涼とした大地に、延々と続く峠道を抜けて、あるとき突然目の前に現れるカラフルな家並み。道は1本しかないので迷いようがありません。
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海に面した崖の斜面にへばりつくようにして建つ家々と、頂上にある古い城跡が特徴的です。一瞬、ジブリの世界に迷い込んだかと思いました。ちょっと思い出すのはフランスのモンサンミッシェルですが、知名度も観光客の数も比較にならず、いきなり見つけたときの衝撃はこちらのほうが大きいかもしれません。
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この手の小さな村にありがちな、中心部には車でアクセスできません(しないほうが無難)という構造のため、村のはずれに車を止めて、その先は徒歩です。とりあえず頂上を目指します。
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頂上にあるのはお城というより要塞で、地域の歴史を展示したコーナーや昔の見張り台などを見学することができます。入場料2ユーロ。お手洗いも使えるし、上からの眺めは絶景なので、入場する価値ありです。
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さっき車で通った道が見えます。(むこうの海沿いの道から撮ったのが2番目の写真です。)
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反対側の海も、目の覚めるような青です。教会の塔が見えます。
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そして想像通り、村の中は坂道だらけの階段だらけです。車を置いてきてよかった。
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小さなカフェやレストランがたくさんあって、ランチの場所に悩みます。
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この写真の奥に写っている店員さんは、別の方向から小路をのぞいたときにも目があった人。迷子になってると思われたかな。
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結局、なんとなく坂道や階段を下りてきて、入りやすそうだったピッツェリアに決めました。サルデーニャのビールもさっぱりして美味しかった!
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午後は島の反対側までお散歩。石造りの建物が続き、道が細いのは相変わらずです。
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要塞から見下ろしたときに見えた、金色の塔の教会を目指していったのですが、
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目の前に来たら金色の部分は当然見えません。でもこの鐘楼もその横の教会も歴史の古い(15世紀くらいのものだったかな)貴重な建築物で、そのむこうには海が広がるのみ。現代を感じるものが何ひとつない中、この静けさを独り占めです。
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海の水が相変わらず透明で、浅い部分は水底まで見えるようです。
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帰り道、ベンチを見つけてたたずむ相方。
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カステルサルドの村にお別れをして、来た道を戻りかけたところで、たまたまこちらの象さんに会うことができました。ガイドブックでその存在は知っていたものの、わざわざ探すことはしていなかったのですが、こちらもカステルサルドと同様、予告なくいきなり現れます。これ、自然にできた奇岩なのです。ほんとに象さんみたい。不思議です。
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象さんの後ろに広がる荒野、これがサルディニア島北部の内陸部の景色です。おそらく何百年も変わらない風景なのでしょう。そんなところに突如出現したカステルサルドの村、とても印象的でした。


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by hadleywood | 2018-07-08 21:39 | イタリア | Comments(0)

海外暮らし10年、訪れた国30ヶ国以上、紆余曲折を経て、語学教室の経営と外資系企業の法務部勤務をこなす日々☆旅行、美味しいもの、日々のいろいろ、ラテン音楽・サルサなどなど☆


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