人気ブログランキング | 話題のタグを見る

披露宴のサクラのバイト

友達が「披露宴のサクラ」のバイトをした、というので、
なんだ?それ、と思って話を聞くと、
読んで字のごとく、結婚披露宴に参列する「サクラ」なんだそうです。
つまり、本物のゲストではないのにゲストのように振る舞う人、です。

新郎側と新婦側でゲストの人数が違うとバランスが悪い、
と真剣に考える人たちが、
なんとかして頭数を合わせようとしたことが、おそらく始まりでしょう。
サクラを調達してくるのは、結婚式場ではなくそういう専門の業者で、
ネットで検索するといろいろ出てくるそうです。

サクラはふつうにおしゃれをして会場へ行きます。
あらかじめ指定された集合場所で、カラのお祝儀袋を渡され、
ふつうに受付を済ませます。名前は偽名だそうです。
席次表をもらい、その名前の書かれた席に座ります。
ふつうにお食事をいただき、高砂へ行って新郎新婦と写真を撮り、
引き出物をもらって帰宅します。以上、バイト終了。

披露宴に出るだけなんて、いいバイトじゃないの、と思いきや、
もう二度とやらない、とのこと。
たしかに、あまり気持ちの良い1日にはならないような気がします。
要はうそをついているわけですから。

まず、自分がサクラであることを知っている人は誰なのか、
正確にはわからないそうです。
たとえば「新婦の高校時代の友人」として出席する役なら、
少なくとも新婦はそのことを知っています。でも、じゃあ新郎は?
新婦の親族は?新郎の親族は?
どのへんまで知っているのか、どこからが秘密なのか、
そもそもいったい誰のためにサクラを雇っているのか?

ちなみにその友達の出席した披露宴では、
新婦友人のテーブルが全員サクラだったそうです。
(サクラ同士は最初の集合場所で会うのでわかるらしい)
そうするとやはり新郎側の親族やゲストに向けての
人数合わせだったのでしょうか。

そんなところに余計なお金と気を使うくらいなら、
披露宴は身内だけでこじんまりやればよかったのに。
それであとは二次会的な立食パーティーか何かにして、
そうすれば新郎側の友人しかいなくても目立たなかったのに。

写真を見返して、知らない人ばかりと写っていたらどんな気分だろう。
そもそもその結婚は大丈夫なんだろうか?
と、余計なお世話ですが、心配になったりします。
世の中いろいろな価値観があるし、形だけでもきちんとした披露宴を、
というおうちもあるのでしょう。

自分や相方の実家がそういうおうちじゃなくてよかったです。
というか、うちの場合は両家ともその対極にあるような人たちで、
だからこそあんなふうな自由気ままなパーティーができたのですが。
(そういえばこれも詳しく報告していなかったので、いつかしますね^^)

読んでくださってありがとうございます。
また更新してね!と応援してくださる方はこちらをクリック♪

にほんブログ村 英語ブログ 英会話スクール・教室へ
にほんブログ村

ついでにこちらもお願いします。
人気ブログランキングへ
by hadleywood | 2011-07-19 23:16 | 恋愛・結婚 | Comments(0)

海外暮らし10年、訪れた国30ヶ国以上、紆余曲折を経て、語学教室の経営と外資系企業の法務部勤務をこなす日々☆旅行、美味しいもの、日々のいろいろ、ラテン音楽・サルサなどなど☆


by hadleywood