ベートーヴェン交響曲第4番とシュトラウス「ドン・キホーテ」
2010年 02月 08日
小さいころからバイオリンを習っていて、今でもオケで活躍している同級生が、
彼女の所属する「フライハイト交響楽団」の定期演奏会に招待してくれたので、
錦糸町にある「すみだトリフォニーホール」まで行って来ました。
プログラム前半は、ベートーヴェンの交響曲第4番。
第3番が「英雄」、第5番が「運命」、第6番が「田園」というふうに、
ほかのはみんな名前がついているのに、
第4番だけ名無しなんですね。
あまり聞いたことのない、でも旋律のきれいな曲でした。
ベートーヴェンって、なんだか「ザ・クラシック」という堅苦しい感じがして、
子供のころはあんまり好きじゃなかったのですが、
最近になって、その良さが少しずつわかってきたような気がします。
まじめでちょっと気難しい人が、ふっと見せる優しさとか、茶目っ気とかって、
普段から人当たりの良い人にはない魅力があるじゃないですか。
そんな感じです^^。
プログラム後半は、シュトラウスの交響詩「ドン・キホーテ」。
こちらもたぶん初めて聴く曲でした。
チェロとヴィオラのソロ奏者が、どちらも若くて(20代?)いかにも優秀そうで、
ここでまた「のだめカンタービレ」を思い出しました。
「パリ国立高等音楽院」って、のだめに出てくる「コンセルヴァトワール」
なんでしょうか?
華麗なプロフィールに加えて、見た目も良くて、
「いやぁ、若いねぇ。かわいいねぇ」
と、一緒に聴きに行った友達と、救い難いおばちゃんぶりを発揮しながら、
うっとりと見とれてしまいました^^;
チェロがドン・キホーテ、ヴィオラがその従者、サンチョ・パンサの役で、
物語に沿って、まるで会話をしているようなやり取りが続きます。
時には激しく、時には優しく。
これに、コンサートマスターを務める友達がバイオリンのソロで入ったりして、
それはそれは素敵なのです。
戦いのシーンの不協和音とか、ウィンドマシーンを使った風の音とか、
ちょっとした演劇を鑑賞しているようで、物語の世界に引き込まれてしまいます。
次にどんなメロディが来るのか想像もつかず、
曲を知らなかったから、余計に楽しめたような気もします。
指揮者の動きも、見ていてすごく面白かったです。
全身を使って、あらゆる音をまとめている、という感じ。魔法使いみたいな感じ。
激しい動きのせいで、終わったあとは蝶ネクタイが曲がっていました^^。
指揮者と、チェロ独奏と、ヴィオラ独奏はプロフェッショナル。
その他の団員はたぶん大半が、普段は別の仕事をしている人たちです。
私の友達もそうです。
それでも忙しい合間をぬって練習して、曲を仕上げて、こうやって演奏会ができる、
そういうの、いいなぁと思います。
いろいろ大変なこともあるでしょうが、やっぱりうらやましいです。
これに触発されて、というわけでもないのですが、
ピアノ弾かなきゃ!と思っています。
友達のaquaちゃんと合わせる、合わせる、と言ってまだ実現していない、
2台のピアノのための曲を仕上げなきゃいけないのです。
高校時代、aquaちゃんはヴィオラ、私はチェロをやっていました。
週2時間の授業で、3年間だけ「さわっていた」というレベルなので、
今となっては、そんな弦楽器を演奏していたなんて夢みたいなんですが、
でも、せめてピアノだけは続けていかないと、と。
そんな気分になりました。
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