カルメンのスペイン風オムレツ
2009年 10月 30日
まず、Excelで作って印刷屋さんに持って行ったところ、PDFにしてくださいと言われていったん家に戻り、データを変換してもう一度出かけて行く、という二度手間でしたが、とりあえず入稿は完了。来週の月曜日までに500枚刷ってくれるそうです。
出来上がったら大学の構内や本屋さんなどに置いていただけないかお願いしてみようと思っています。
ところで、先日のクスクスの話で昔の日記を見ていたら、
「カルメンから1年3ヶ月ぶりにメールがあった」
という記述がありました。
カルメンは、私がロンドンで大学院生をしていたときのクラスメートです。
スペイン出身で、ヒールの高い黒いブーツと真っ赤な服と、カールした長い黒髪がよく似合う、見上げるように背の高い女の子でした。早口のスペイン語をそのまま英語にしたような言葉を話し、いつもみんなの中心にいて、見た目どおりの情熱的な性格で、もっと人生を楽しまなくちゃ、恋をしなくちゃ!と毎日のように熱く語られたものです。
彼女は卒業と同時に出産し、しばらく連絡が途絶えたものの、デンマークで仕事をしていた私のところに久しぶりにメールをしてきて、「フェニックス(息子)は私が人生で得た最高の宝物!世界でいちばん可愛い子供!」という、相変わらず「!」の多いパワフルぶりを発揮していました。
カルメン、なつかしいなぁ。今どうしてるのかなぁ。
なんて思いを馳せていたのです。そうしたら、なんと昨日の朝。
2ヶ月ほど前から参加しているFace Bookにメッセージが寄せられていました。
「・・・, is that you??? This is Carmen, from SOAS!!!(←大学のカレッジの名前) Nice to find you here!!!!」
びっくりしました。
気持ちが伝わったのでしょうか。
だってもう、前回その1年3ヶ月ぶりのメールをもらって以来、8年近い歳月が流れているんですよ。ほとんど思い出すこともなくなって、でもたまたまその日記をきっかけに彼女のことを考えていたところだったんです。
もちろん、「そうだよ、私だよ!久しぶり!ちょうど思い出していたところで、びっくりしたよ!」という内容の返事をしておきました。
Face Bookってすごいですね。本名と顔写真を公開するという点になんとなく抵抗があったのですが、連絡を取らなくなってしまった昔の友達と再会することができるという、すごい機能を持ち合わせているということに改めて気づかされました。それを言ったらミクシイもそうですが、Face Bookは世界規模なところがすごいです。
夕食は、カルメンの得意料理(というか唯一のレパートリー)だったスペイン風オムレツにしてみました。じゃがいもとたまねぎの入ったボリュームのあるオムレツです。
カルメンはよく自分のフラットでパーティーを開いて、行くと必ずそれが出てきました。
「Carmen's Party!!」という派手なメールが届いて、土曜日の8時から!とか書いてあるので時間通りに到着すると、毎回誰もいなくてカルメンが一人でオムレツを作っているのです。10時になっても11時になっても誰も来なくて、今日ほんとにやるの?と思ったころ、ちらほらとお客が到着して、真夜中過ぎには家から人があふれんばかりの騒ぎになります。もともとロンドン大学の学生は多国籍ですが、カルメンのパーティーは特にそうでした。
クラスメートが多国籍というのはとても面白いし貴重な体験である反面、卒業後はみんな世界中に散らばってしまって、同窓会などはほとんど不可能に近いところが残念ですね。
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よその子供はあっというまに大きくなるね。