初夏のデンマーク4泊6日の旅(1日目:10年半ぶりのコペンハーゲン)

ヨーロッパ便というのはたいてい午前中に日本を出発して、
現地時間の夕方到着するというパターンが多いと思います。
(夏は時差が7時間。日本時間でいうと真夜中に着く感じです。)

今回、私たちが利用したスカンジナビア航空もそうでした。
ハワイや北米方面へ行くときの、乗ってすぐ眠気が襲ってくる夜の便とは違い、
朝起きて、空港へ行って、飛行機に乗って、ランチが出てきて、
さあ深い眠りにつきましょう、といってもなかなか難しいので、
なんとなく起きていることになります。

機内のアナウンスがいきなりデンマーク語で、
べつに驚くところじゃないんですが、うわぁ、デンマーク語だ!と思いました。
日本に住んでいたらまずほとんど聞く機会のない、
人口550万人の小さな国デンマークでのみ話されているあの不可思議な言語。
2年間のデンマーク生活で、結局、簡単な挨拶しか覚えられなかったけど、
職場でも自宅のテレビでも毎日聞いていたなつかしい音です。
(ちなみに、聞き流すだけで知らない言語を覚える、というのは無理だと思います)

住んでいたころは出張や休暇で頻繁に利用していたスカンジナビア航空、
古いしせまいし、ごはんは美味しくないし、と良いイメージがなかったのですが、
今回乗ってみて少し印象が変わりました。
機体はたしかに古くて、映画などの設備もあまり充実していないものの、
ひとりずつ席にペットボトルのお水が用意されている上に、
しょっちゅう飲み物を持ってきてくれるし(エコノミー症候群対策かな?)
ランチや軽食が意外と美味しい。パンも温めてあるし。

日本から北極経由で行くと北欧はヨーロッパの玄関口なので、
ロンドンやパリよりも少しフライト時間は短めで、11時間かからないくらいでした。
コペンハーゲンのカストラップ空港はこじんまりとした清潔感あふれる空港で、
なんといっても静か!なんでこんなに人がいないの?というくらい。
入国審査もさくさく進み、荷物もすぐに出てきてあっという間に外に出られます。

そこから目の前のエスカレーターを降りて、中央駅方面の電車に乗ります。
(まちがって反対方面に乗らないように。スウェーデンに行ってしまいます!)
大きなスーツケースを転がしてきょろきょろしている小柄な日本人女子ふたり、
地元の人たちにどのように映ったのかわかりませんが、
ホームではおじさんに「電車はもうすぐ来るからね、あと5分だよ」と声をかけられ、
車内では背の高い女性が「どこへ行くの?中央駅?ならこの電車で大丈夫」
「あ、今ちょっとトラブルで止まってるけど、ちゃんと動くからね」
「次が中央駅よ、降りて降りて」と最後まで面倒をみてくれました。

所要時間は約15分。
私たちのホテル、Copenhagen Plazaは中央駅の目の前で、
チェックインを済ませ、荷物を部屋に置いて一息ついて、
とりあえず観光案内所でコペンハーゲンカードを買おう、と出かけました。
この時点でまだ夕方の17時過ぎ。街には日差しが降り注ぎ、暑いくらいです。
緯度の高いデンマークはこの時期、夜の21時過ぎまで明るいのです。

さて、コペンハーゲンカードというのは、美術館やお城などの観光名所に加え、
市内の公共交通機関がすべて無料になるという、
あちこち動き回る予定の観光客にとっては非常にお得なカードで、
24時間、48時間、72時間といった種類があり、当然、料金が違ってきます。
徒歩で移動できる日やショッピングをする日にはあまり使わないので、
何日分必要かがけっこう悩みどころですが、私たちは48時間のものを買いました。
使用開始の時刻は自分で書き込むので、早めに買っても損はしません。
空港でも買えるようです。

長旅で疲れているはずなのに、
街に着くなり、私たちを歓迎してくれているかのような晴天に、
「もったいないから」(明日からの天気はわからないから)と歩き出す私たち。
チボリ公園の前を通り、
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通りのお店(雑貨ショップやスーパーIRMAなんかもあります)をぷらぷらしながら、
市庁舎前広場に出て、
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アンデルセンの銅像とも記念撮影。
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街の中心にある歩行者天国ストロイエを少し歩き、
その足で私が昔住んでいたVester Sogade通りのほうまで行きました。
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家のベランダからいつも見ていた目の前の湖。
冬は凍り付いてその上に雪が積もるなんて信じられないほど、緑がいっぱいで、
人々が散歩したり、ジョギングしたり、ベンチで休憩したりしていました。
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10年前と同じように、子育てをしている白鳥さん。
白い羽の下にグレーのふわふわした「みにくいあひるの子」がいます。
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この後、さすがに時差の関係で徹夜明けのような体調になってきたため、
レストランでしっかりごはんを食べる感じではないね、ということで、
ホテルから徒歩圏内にある地ビールのお店、Mikkeller Barに行ってみました。
話題のお店らしく、最近のガイドブックには必ず載っているようで、
こちらの記事にも紹介されています。
Victoriagade通りにありますが、裏道を通っていくと若干あやしげだったので、
(A子が「ギャングがいるよ!」と騒いでいました。ギャングって・・・?)
Vesterbrogadeの大通りを通ったほうが安心かもしれません。

Mikkeller Barは半地下で雰囲気のよいお店で、とてもにぎわっていました。
ビールの種類が豊富すぎてよくわからない上に、カウンターが私には高すぎて、
お店の人が出入りする扉のところから顔を出して、なんとか注文しました。
「何番のビール(黒板に書いてある)と、あとチーズとスパイシーソーセージください」
「スパイシーソーセージはものすごくスパイシーだよ」
「おすすめしないの?」
「食べたことない人にはおすすめしない」
「ふうん、じゃあふつうので」
ぜったい私たちのほうがデンマーク人よりスパイシーな食べ物は平気だと思うし、
だいたいこのお兄さん上から目線(物理的に)だけど私のほうがぜったい年上だし、
とよくわからない対抗心と、いかんせん背が小さすぎる無力感に襲われながら、
そうだった、デンマークってまるで自分が小さな子供になったみたいな錯覚になる、
そういう国だった、ということを思い出しました。
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ちなみにどのビールがいいか皆目検討がつかなくても、
フルーティーなもの、とかアルコール度数が低めのもの、とかリクエストすると、
なんと試飲をさせてくれて、選べるので安心です。
私もA子も納得のいく味のビールを楽しめたし、チーズもソーセージも
(ソーセージというよりサラミで、歯ごたえがあって濃厚な味わいでした)
付け合せのピクルスもすべて美味しかったし、
住んでいたらきっと通ってしまうだろうな、という素敵なバーでした。

ホテルに帰ると、窓から見える中央駅の時計が21時半過ぎ。
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まだうっすらと空が明るく、それがまるで徹夜明けの朝のようで、
私たちは倒れるように眠り込んだのでした。

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by hadleywood | 2014-06-01 13:46 | 北欧 | Comments(0)

海外暮らし10年、訪れた国30ヶ国、紆余曲折を経て、語学学校(WLA)の経営と外資系企業の法務部勤務をこなす日々☆旅行、美味しいもの、日々のいろいろ、ラテン音楽・サルサなどなど☆


by hadleywood