大手法律事務所と外資系企業の金銭感覚
2010年 08月 24日
何かと気軽に質問したり、相談したり、翻訳を頼んだりしているのですが、
これが実はべらぼうに高額なんです。
大手の弁護士さんたちは1時間4万円も5万円もチャージしてくるので、
(もちろんそれがそのまま彼らの収入になるわけではありませんが)
たとえば電話で10分しゃべっただけで、7,000円とか取られるわけです。
私と同僚ちゃんが入ってくる前は、日本の法律をわかる人がいなくて、
何でもかんでもその事務所に丸投げ!という状態が続いていたようですが、
最近は「それは常識でしょ」とか「そんなの調べればすぐわかるでしょ」とか
私たちが選別しているので、だいぶ利用件数は減ってきています。
それでも、ブラジルに報告するのにちゃんとした裏付けが必要、というときは、
たいした内容でもないのに、大金をはたいて質問することになります。
昨日、その事務所の弁護士さんから、質問に対する回答のメールが来ていて、
その名前を見て、あれっと思いました。
すかさず事務所のホームページでチェックすると、やっぱり☆
私のロースクール時代のクラスメートだったんです^^。
ロースクール卒業後、最初の司法試験にストレートで合格した人たちは、
私の代だと、今、弁護士になって約8ヶ月くらいです。
つまり、1年生弁護士さんたちです。
大手の法律事務所に行った人たちは、その中でも若くて優秀な人たちですが、
ほとんど寝るひまもないくらい、長時間の激務が続いているようです。
その代わり、1年目から1,000万円前後の稼ぎがあると聞きます。
メールの送り主とはすごく親しかったわけではないんですが、
なんだか不思議な感じでした。
むこうはまさか私がこのメールを読むとは思ってもいないでしょうし、
「これって正しいのかなぁ?」とか「この英語はへんだね」とか、
言いたい放題、言われていることも知らないのです(←意地悪^^)。
前回、やはり1年生弁護士さんからのメールで、短い日本語の文章でしたが、
5時間かかったと言われ、20万円近い請求が来ました。
当然、パートナー弁護士がチェックをしているので、その料金が高いのですが、
それにしたってあの内容で20万!私たちだったら1日かけても2万円しないのに!
これを平気で払っちゃうなんて、どういう金銭感覚?パリス・ヒルトンか?
と、同僚ちゃんとまたまた言いたい放題^^。
まぁ、負け犬の遠吠えくらいに思っていただいて結構なんですが。
それにしても、改めて、大手の法律事務所というのは、
金銭感覚のおかしい外資系企業によって支えられている部分が大きいんじゃないか、と思ってしまったりするのです。
読んでくださってありがとうございます。
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