それでも大好き、バリ島 ~空港編~

予告どおり、「バリ島、出国するのに1,000円かかる?」事件のお話です^^。

ロースクールの友達と女4人、4泊5日でバリ島に行ったとき。
帰りの空港で、4人中、私を含めた3人がパスポートコントロールを通過し、
最後のひとりがなかなか来ないなぁ、と思っていたのです。
で、ようやく出てきた彼女が言うには、
「出国カードをスーツケースに入れてチェックイン荷物にしちゃったの。
カードは用意してくれたんだけど、1,000円取られた」と。

何それ?日本円で1,000円って?インドネシアの空港なのに?

出国カードは、入国するときに渡すカードの片端で、
原則、出国まで大事に持っておかないといけないものなのですが、
失くしたら失くしたで、空港でまた紙をもらって必要事項を記入すればいい話です。
お金を取られるなんて、聞いたことがありません。

たかが1,000円でそんなに怒らなくても、というような気もしますが、なにしろ場所はインドネシア、バリ島。1ヶ月の家賃が3,000円ですむような物価の地域です。
しかも到着時ならまだしも、5日間過ごした後で、金銭感覚が現地モードになっているのです。

「ちょっと、その1,000円、何?どうしてもらったの?」
引き返して、ブースの中の制服を着た係員に問いただすと、
「彼女の出国カードを書いてあげたんだ」
としれっと答えます。
出国カードに書くのは名前とパスポート番号と便名。そのくらい、誰だって自分で書けるのです。それを彼はもったいぶって、紙を用意して、彼女のパスポートと照らし合わせて記入して、手数料として1,000円取ろうというわけです。

「そんなの、おかしい。そのお金は彼女のだから、返して」
こういうときの戦闘モードって、何なんでしょうね^^;
我ながらよくわからないのですが、たぶん、海外生活で何かと悔しい思いをした経験から、絶対負けられない、なめられてはいけない、ここで引き下がったら損をする、という指令が脳から発信されるのでしょう。

「いやだ、返さない、これは『オミヤゲ』だ、『オミヤゲ to me』だ」
お土産、というところだけ日本語。
何じゃ、お土産って?なんで彼女がこの人にお土産として1,000円払わないといけないわけ?チップのことを言いたいのだろうけど、出国カード書いてやったくらいで
1,000円なんて高すぎる。

「だめ。チップならここにルピアがある。1,000円はあげない。彼女に返して。彼女の1,000円、早く返して」と、オウムのように同じことをくり返していたら、その係員のボスらしき人物が、私を見て何やらあきらめたようにため息をつき、「返してやれば?」(←たぶん)と一言。クレームが出なかったら、そういうチップをもらうのは各係員の自由なのでしょう。というかむしろグルになっている感じもするのです。でも、こちらが騒げば、「なんかうるさいし面倒だからあきらめよう」ということになるようです。

係員はものすごく不満そうに、でもなんとなくあきらめたような気配を示したので、
すかさずブースの机の上を見ると、書類の山の下にちらっと1,000円札が顔を出しています。
「これね、これ、あなたのじゃないから。彼女のだから、返してもらうからね」
と、勝手にお札を取って立ち去ろうとすると、
「Hey、私の『オミヤゲ』は?」
チップというのは気持ちの問題だと個人的には思っているので、こんな人にあげるチップはない、と思いつつ、
「今持ってるの、これだけなんだけど」
と100円に満たないルピア札を渡そうとすると、
「そんなの、いらない」
「あ、そう。じゃあいいわ」
立ち去る私に、さらに不満そうに、
「それでもいいや、置いていって」

1,000円は取り返したものの、なんとも複雑な気分になりました。

バリ島は素敵な場所です。
文化的レベルも相当に高いし、独特の空気と、歴史的建造物の神秘的なたたずまい、美しい海、緑滴る山、美味しい料理、格安のエステ、すべてが文句なしに上等でオリジナリティにあふれています。
たかが1,000円をめぐる争いで、そういうバリ島の良さが消えてしまうわけではありません。でも、お金のことで残念な思いをするのはいやなので、特に空港の係員など、パブリックセクターの従業員にはあまり商売熱心にならないように指導する人がいればいいのに、と思います。

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by hadleywood | 2010-01-27 23:30 | バリ島 | Comments(0)

海外暮らし10年、訪れた国30ヶ国、紆余曲折を経て、語学学校(WLA)の経営と外資系企業の法務部勤務をこなす日々☆旅行、美味しいもの、日々のいろいろ、ラテン音楽・サルサなどなど☆


by hadleywood