タイ ピピ島の津波から5年
2009年 12月 26日
Tsunami-hit Thailand: Recovery and remembrance
23万人以上の犠牲者を出した、インドネシア、スマトラ島沖地震の津波から、
今日でちょうど5年になるんですね。
犠牲者の数では、インドネシアのアチェが17万人と圧倒的に多いんですが、
タイのプーケットやピピ島では、ちょうどクリスマス休暇で滞在していた外国人観光客がたくさん犠牲になったこともあって、世界中の注目を集めました。
私はその1年ほど前、2003年の1月末に、タイのピピ島に行っています。
津波のニュースはすごくショックでした。
あんなに綺麗で穏やかだった海が、人も建物も木々も、すべてを飲み込んでしまったこと。素朴でのんびりと居心地の良かった島が、戦後の焼け跡みたいに、ほんとに何もなくなってしまったこと。
でも、その後の復興の勢いには、さらにびっくりでした。
世界中からボランティアの人たちが駆けつけて、寄付も集まって、
被災からほんの数ヵ月後にはホテルやレストランが次々と再開され、
2年も経てば、観光客が以前にも増してやって来るようになったのです。
タイって愛されているんですね。
本当にここで津波があったの?と新しく来た人たちは思うそうです。
人間の立ち直ろうとする力のすごさ、たくましさを感じます。
もちろん、家族や友人を亡くした人々の心の傷は、何年経っても、どんなに島が復興を遂げても、癒されることはないのでしょうけれど。
ピピの本島、ピピドン島の中心エリアは、2つの湾に挟まれています。
左がトンサイ湾、右がローダラム湾。
中心部の街並みはこんな感じ。
レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ビーチ」の舞台となった無人島、ピピレイ島や、その他の島にはロングテールボートという小舟で行きます。
海は穏やかでものすごく透明で、深さは15メートルくらいでしょうか。
カラフルな熱帯魚がたくさんいます。ニモもいます。
私はダイビングはしませんが、シュノーケリングでも十分楽しめます。
ただし、背中の日焼けには要注意!
こちらはピピドン島の、海からしかアクセスできないビーチ。
泊まっていたコテージからビーチへ出る道。とにかく時間がゆっくり流れています。
朝のトンサイ湾。
ピピ島は、私が相方と初めて旅行した思い出の場所なんです。
ここで29歳の誕生日を迎えました。
津波のことはショックだったけど、何もお手伝いすることはできなかったので、
せめて再訪して、元気になった島にエールを送りたいなと思っています。
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